おいしい煎茶の見分け方
2021.02.26
お茶の中で最もポピュラーで多く飲まれているのが「煎茶」です。
煎茶もさまざまなメーカー、茶園から販売されており、その中から選ぶとしたら何を基準に判断したらよいのでしょう。
今回は、おいしい煎茶の見分け方をご紹介します。
1.値段で判断する
まずひとつの判断方法として、提示されている値段での判断が挙げられます。
価格が安いお茶、価格が高いお茶には当然ながら理由があります。
煎茶作りは毎年春ごろに葉を摘むことから始まり、それが早いものほど旨味が強く、渋みが少ない「美味しい煎茶」であることが多く、値段も高くなります。
いわゆる「一番摘み」というもので、「新茶」や「一番茶」と呼ばれます。
その次の「二番茶」「三番茶」となるほど香りが少なく渋味が強くなっていき、価格が下がります。
その年の気候によってお茶の出来が変わるため高価な新茶が必ずしも美味とは限りませんが、それでも高いお茶は品質が良い場合が多く、ひとつの判断材料といえるでしょう。
2.茶葉の細さで判断する
もうひとつの判断方法として、茶葉の細さに注目します。
お茶の専門店では、店頭で見本の茶葉が展示されている場合もあり、良質といわれる茶葉には共通する特徴があります。
・縦長に丸まっていて細い
・あまり厚みがない
・深く鮮やかな緑色
・粉や茎が少ない
・大きさが均等
特に「薄く細長い」ことが重要とされています。
これは、茶葉が細い=元の葉が柔らかい、厚みが薄い=育ちすぎていない早い時期に摘まれた葉、である可能性が高いためです。
お茶の専門店などで実際の茶葉を見ながら購入される際には、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
おいしい煎茶の見分け方として、1点目は価格の違う理由を踏まえた上で購入すること、2点目は茶葉の細さから判断することをご紹介しました。
スーパーやインターネットショップ通販などの量販店では殆どの商品は中が見えないようになっているため、価格をひとつの判断基準とし、お茶の専門店など実際に茶葉を見ることが出来る場合には、今回挙げた特徴をもとに見分けると良いでしょう。