知って得する正しい日本茶の淹れ方

2020.12.18

お茶の淹れかた

お茶の淹れ方

お茶の淹れ方にはお湯でお茶を抽出する方法や水出しでじっくり抽出する方法などがありますが、
その違いや詳しい淹れ方について知っている方は少ないと思います、このコラムではその二つの違いや
おすすめの淹れ方について解説していきます。

お湯出しと水出しの違い

お湯出しと水出しの一番大きな違いは、苦みと旨味、カフェイン、テアニンの量です。
お湯出しで抽出するとカフェイン(苦味成分)、カテキン(渋味成分)の成分が溶けやすくなり、苦みや渋みが強くなります
カフェインには、眠気覚まし作用があり、カテキンには抗酸化作用や抗ウィルス作用、コレステロールを下げる作用があるとされています。
水出しで抽出するとカフェインとカテキンの量が減りますがそれにより、渋みや苦みがなくなりマイルドな味わいになり。
さらに、カフェイン量が減ることによりストレスを和らげたり、安眠効果のあるテアニンの効果がより一層高まります。

おすすめのお湯出しの方法

1)
まず沸騰したお湯を湯呑みに入れてしばらく冷まします。
お湯事前に湯呑に入れることによりお茶の余りをなくすことが出来ます。
※水は煮沸した水や軟水がおすすめです。

2)
急須に茶葉を入れていきます、ティースプーン1杯分2g×人数分の茶葉で淹れるとおいしくお茶を淹れられます。
※1人で飲む場合は茶葉の量が少ないとうまくでないので4gほど多く淹れることをおすすめします。

3)
湯呑みに淹れたお湯を急須にを注いでいきます。基本的に1分ほど茶葉が開くのを待ちます。
※自分のお好みの濃さを抽出時間で調節するとよりおいしく淹れられます。

4)
最後に、そそぐときは少量づつすべての湯呑に均等になるように注いでください。

おすすめの水出しの方法

1)
まず、茶こしがついている容器を用意します。茶こし付きの容器がない場合はお茶パックなど用意してください。
2)
用意した容器に茶葉をいれます。茶葉の量は水1リットルに対して10~15g(ティースプーン5~7杯ほど)
3)
茶葉を入れた容器に冷水(15℃以下)を注ぎます。水は軟水やミネラルウォーターがおすすめです。
水を入れたら、茶葉が完全に浸るように軽くゆすってください、お茶パックの場合は容器を軽く振ってパックを浸してください。
4)
容器を冷蔵庫に入れてじっくり時間をかけて抽出してください。(目安は4~6時間ほど)
水出しはお湯出しと違って抽出時間により渋みや苦みが増えることはないので、
1日ほどじっくり甘味成分を抽出するのもおすすめです。

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