贈り物を郵送・配達する時のマナー

2021.03.26

贈り物は通常、直接訪問して渡すのが正式なマナーです。
しかし、遠方の場合や先方が多忙で留守にしている場合が多いなど、相手に負担をかけたくない場合は配達を利用する方法もあります。

郵送・配達の場合は挨拶状をつけて

贈り物を郵送または配達で送る場合、挨拶状である「添え状」か「送り状」を送付しましょう。
添え状とは商品と一緒に送る挨拶状のことで、送り状とは商品より先に郵送する挨拶状を指します。
目上の方へ送る場合は、送り状として品物より先に届くよう早めに投函することをお勧めします。事前に贈り物があるとお知らせしておくことで、先方も予定が立てやすくなり、より丁寧な心配りを感じられます。
デパートなどの店頭で購入する場合は、予め封をしていない添え状を持参してから来店します。
封をしてしまうと、信書扱いとなり同送不可となってしまう可能性があるため、無封の添え状を持参します。また、店舗や品物によって対応の可否が異なるため、購入前に添え状を同送可能か確認が必要です。
インターネットショップで購入し、そのまま先方へ送る場合は、事前にサービスの確認をしましょう。熨斗の対応、定型の挨拶状やメッセージカードのサービスが用意されている
ショッピングサイトを選んで使用するとスムーズです。

掛け紙と熨斗紙の選び方

掛け紙と熨斗紙の選び方は郵送・配達時に限りませんが、ショッピングサイトから購入する場合は自分で目的に合わせた判断をしなければなりません。
贈り物の用途によって熨斗(のし)の有無を使い分けます。慶事の際には熨斗のある「熨斗紙」をつけ、弔事の際や「肉・魚・鰹節」などの「生ぐさもの」を送る際には熨斗の無い「掛け紙」をつけます。
熨斗紙(掛け紙)の水引は「一度きりであって欲しいこと」「何度あってもよいこと」で使い分けられます。
基本的に「一度きりであって欲しいこと」は結び切り、「何度あってもよいこと」は花結びを用います。
花結びは一般的なお祝い、お礼、出産祝いなどに用いられます。
結切りは結婚祝い、お見舞い。弔事などに用いられます。弔事・病気や怪我のお見舞いの場合は、のし無しのものを選びましょう。
熨斗紙(掛け紙)には内のしと外のしの2種類があり、目的に合わせて選びます。

内のし

商品に直接のし紙をかけ、その上から包装紙で包む方法。
気持ちを控えめに表したい場合や、配送中の汚れなど気にする場合は、内のしを選びます。

外のし

商品を包装紙で包んだ上からのし紙をかける方法。
表書きが外に出ているため、贈り元が誰からかわかり、お祝いの気持ちをよりアピールすることができます。

まとめ

目的にあわせて仕上がりが異なるため、基本をしっかりとおさえてお互いに気持ちの良い関係を続けられるようにしましょう。
田中園では静岡県産の茶葉を仕入れ、独自ブレンドの緑茶を販売しております。
贈答用として箱・包装・のし紙の対応も行っておりますので、ご香典返しや引き物、季節のお便りとして贈り物をされる際にはぜひ田中園のお茶をご利用ください。

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