冬場のお茶の保存について
2022.01.28
冬場の寒い時期だと淹れた緑茶は常温でも腐りにくそうなイメージがありますが、実は保存方法を間違えると1日でもダメになってしまうことがあります。
今回は緑茶が腐ってしまう理由や、お茶を腐らせない方法などについて紹介します。
そもそも緑茶はなぜ腐るのか?
①雑菌
緑茶は雑菌が繁殖することが原因で腐ります。
緑茶には抗菌の役割があるタンニンや、カテキンなどの成分が入っていますが、タンニンやカテキンが水溶性であるために、沸騰させることによって溶けてしまっています。
自宅でお茶を作った際は、常温で放置せずにすぐに冷まして冷蔵庫に入れておくと安心です。
②温度
雑菌が繁殖しやすい温度は20℃以上だと言われています。
冬に暖房ガンガンの部屋に長時間放置すると危険です。
また、冷蔵庫に入れるまでの「冷ます時間」が、菌にとって都合のいい温度帯となり菌が増殖して傷んでしまいます。
緑茶を腐らせないために必要なことは?
①定期的な洗浄
飲みきった後の容器などは、洗剤で洗いしっかりと乾燥させるのが大切です。
蓋のパッキンの部分なども含めて清潔にしておきましょう。
プラスチック製の容器だと傷がつきやすく、菌が繁殖する原因になってしまうため、なるべくガラス製がおすすめです。
②低温保存する
冷たい緑茶が苦手で常温保存する方もいますが、褐変化を進めないためになるべく冷暗所(5〜10℃)に保存して低温度を保ってください。
冷たい緑茶が苦手である場合は、濃いめに煮出しておくと、飲む直前にお湯で割って飲むことができます。
まとめ
管理方法や気温によって差異があります。できるだけ当日に飲み切りましょう。
正しい保存方法で美味しく緑茶を楽しみましょう!