知って得する!しつこい茶渋の取り方
2021.03.05
使い慣れたマグカップや湯呑みなどに、いつのまにかついているしつこい汚れ「茶渋」。
茶渋は、緑茶や紅茶、コーヒーに含まれる「ポリフェノール」という成分が原因です。
ポリフェノールの成分は、水に含まれる金属イオンと結びつくことで褐色に変色し、水に溶けにくくなります。そのまま放っておくと着色が進み、見た目も美しくありません。
今回は、スポンジでこすってもなかなか落ちない茶渋を落とす方法をご紹介します。
王道の塩素系漂白剤を使う
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使用します。
塩素系漂白剤はつけ置きだけで茶渋を漂白し、除菌をしてくれます。
①水を茶渋のついたコップ・湯呑みに入れ、漂白剤を説明書きの規定量通りに注ぎます。
②そのまま20分~30分程度つけ置きします。
③つけ置き後、しっかりとすすぎ洗いをすれば完了です。
塩素系漂白剤は強力な洗剤ですので、使用するときは直接手につかないよう掃除用手袋をする、換気をするなど注意が必要です。
重曹を使う
弱アルカリ性の重曹は、酸性の茶渋を中和させて汚れを落とす効果と研磨作用があります。
①熱湯を茶渋のついたコップ・湯飲みに入れ、小さじ1杯程度の重曹を入れて混ぜ溶かします。
②そのまま1時間程度つけ置きします。
③つけ置き後、しっかりとすすぎ洗いをすれば完了です。
漂白剤よりは効果が薄れますが、重曹は自然由来のため安心・安全です。
アクリルたわしで擦る
意外にも、通常の洗剤をつけたスポンジよりも茶渋汚れが落ちやすいです。アクリルたわしは、アクリル特有の細かい繊維で茶渋汚れを絡め取ります。
柑橘類の皮で擦る
みかんなどを食べた後の皮があれば、捨てる前にお掃除にも使用できます。柑橘類に含まれるクエン酸が茶渋汚れを落としてくれます。こちらは研磨材入りの薬剤などに比べて傷をつけることがないため、大切な茶器や薄い茶器などに最適です。
塩で擦る
どの家庭にも必ずある「塩」でも、茶渋汚れを落とすことが出来ます。
①カップに塩をひとつまみ、水を少々入れる。
②食塩水をスポンジまたは布に含ませて擦る。
頑固な茶渋の場合は、塩を直接こすりつけることも有効です。
まとめ
しつこい茶渋を落とす方法はいくつかあります。誰もが知っているものから意外なものまで、その時身近にあるものや、茶器にあわせて使い分けるのも良いかもしれません。ぜひお試しください。